世界の美容とヘルスケアビジネス情報を配信

FEATURED

注目の企画

BUSINESS

アメリカでグルテンフリー食品市場、過去2年間で63%急増

アメリカでグルテンフリーの食品市場が急拡大しているという調査結果を市場調査会社ミンテルは11月18日、発表した。米グルテンフリーの食品市場は2012年から2014年の2年間で63%増加した。2014年度の年間売上高は88億ドルに達すると推測されている。

食品分野の中で、特に際立って成長しているのはスナック類で2012—2014年に163%成長し売上高は28億ドルを超えている。スナック類でポテトチップスの売上が456%と大幅に増加したのが主な要因と考えられる。 肉/肉代替セグメントは、同期間中で14%増加、2014年の売上高は16億ドルで第2位の売上高だった。パン製品および穀物セグメントは同期間中に43%の成長で売上高は13億ドルに達している。

近年、セリアック病やグルテン・アレルギー患者の増加によりグルテンフリーの食生活への関心が大幅に高まったことが背景にある。医学的理由のためにグルテンフリー食を維持しなければならない人たちだけでなく、一般消費者の間でグルテンフリーが天然でより健康的と感じる傾向にあることも市場拡大を後押ししているのではないかと、ミンテル食品アナリストのアマンダ·トッパー氏は分析する。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

  • Byline
  • New

ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

  1. 世界の化粧品市場2025年展望:P&G・LVMH・ロレアルの戦略と日本企業の課題

  2. 資生堂、「女性研究者サイエンスグラント」の第16回受賞者決定

  3. 米バイオテクノロジー企業アミリス、CEO退任と世界的な人員削除を発表

RELATED

気になるなら一緒に読んでほしい関連記事

PAGE TOP