訪日中国人、化粧品購入額が昨年度比2割アップ
2015.03.27
編集部
全日空商事株式会社(東京都港区)は、この度今年の春節期(※1)に祝日となる中国(香港含む)、台湾、韓国を対象地域とし、これらの地域からの訪日旅客の2月の購買動向を調査し発表した。(以下、本リリースでは、2月を「春節期」と表記いたします)。
同調査は、グループ会社が運営する「ANA DUTY FREE SHOP」における顧客データを基に、対象地域の春節期の売上推移や購入金額をと比較し調査したもの。同調査の結果によると、春節期の国・地域別売上構成比は、日本が売上全体の35.0%、中国が55.4%、台湾が、0.9%、韓国が5.3%となり、中国が初めて日本の35.0%を抜き55.4%と20.4pt.もアップしました。韓国も昨年の1.6%から3.4%と倍以上増え、購買意欲の高さがうかがえる結果となった。また、平均購入単価は3地域共に増加し、中国が19,317円、台湾が10,239円、韓国が10,825円という結果に。
また、中国旅客の商品ジャンル別売上構成比は、化粧品が69.3%を占め、平均購入単価は約5,100円増加の124.1%と伸びています。昨年の化粧品売上構成比では全体の44.9%であったことと比較すると、春節期が特に化粧品の売上が伸びる時期であったことが判明(右図)。親戚などへのお土産として、まとめ買いをする顧客が多かったという。
※1. 春節:中国や台湾、韓国などの中華圏における旧暦の正月(旧正月)
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