「まるごと濃縮かきエキス」にアルコール性肝障害の緩和作用

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2015.04.23

編集部

main株式会社東洋新薬(福岡県福岡市)はこのほど、「まるごと濃縮かきエキス」に血中アルコール濃度上昇抑制作用およびアルコール性肝障害の緩和作用を有することを確認したと発表した。

まるごと濃縮かきエキスは、広島県産のマガキ(Crassostrea gigas)をまるごと使用し、酵素処理後に濃縮した機能性食品素材。かきは「海のミルク」とも呼ばれ、たんぱく質、グリコーゲン、ビタミン、タウリンや亜鉛などのミネラルが豊富に含まれており、滋養強壮効果が広く知られている。

実験では、ラットにまるごと濃縮かきエキスを単回経口投与し、30分後にアルコールを経口投与。アルコール投与後に血液を採取し、血中アルコール濃度および肝障害の指標として血中GPT値を測定した。この結果、コントロール群に比べ、血中アルコール濃度の有意な低下が認められた。

さらに、肝機能改善作用で有名なウコンやシジミとの比較も検証。ウコンやシジミでは肝臓のアルコール代謝酵素が高まったが、まるごと濃縮かきエキスは肝臓のアルコール代謝酵素には影響せず、アルコールの吸収そのものを抑えるメカニズムが示唆された。

参考リンク
株式会社東洋新薬

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