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食事を抜くとおなかの脂肪が増加する

食事を抜くとおなか周りに脂肪がつくという研究結果が5月19日、米国オハイオ大学のサイトで発表された。詳細は「Journal of Nutritional Biochemistry」に掲載されている。

同大学の栄養学教授Martha Belury氏らによる実験は、カロリー量を半分にしたエサを3日間与え、その後徐々にエサの量を戻したマウスと、通常のエサを与えたマウスとの比較を行った。3日間の食事制限を受けたマウスは、その間に体重が減少し、与えられたエサを4時間ですべて食べてしまうという食習慣を身に付けた。6日目にエサの量が元に戻っても食習慣は消えなかった。この状態を人間に当てはめると、「ドカ食い」のあと、20時間以上の絶食と同じことになるという。

実験終了後、エサの量が元に戻るにつれてマウスの体重も戻ったが、通常のエサを与えられていたマウスに比べて腹部脂肪が増えていた。同じ体重のマウスだったとしても、腹部脂肪の蓄積は食事制限のマウスで多かった。また、食事制限マウスでは炎症の増加が見られ、脂肪細胞の貯蔵促進に関わる遺伝子が活性化していることも観察された。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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