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オーストラリアで食品成分を調べるスマホアプリがヒット

オーストラリアのモバイルアプリ開発会社Buzinga(メルボルン)は、6月29日、同社が開発した食品成分検索のスマホアプリ「FoodSwitch」のダウンロード数が60万を突破し、オーストラリアのアップルストアで食品スキャンアプリとしてはナンバーワンのアプリになったと6月29日、発表した。

利用者は食品包装のバーコードをスキャンして含有成分を調査し、その製品が健康的か、あるいは自分が目指している食生活に適しているかどうか調べることができる。検索フィルターとして、一般的な食品成分の表示のほか、塩分、グルテン、脂肪、糖分という5種類のフィルターを備える。セリアック病やグルテン不耐性を持つ人は「グルテン」のフィルターを活用し、低塩分を摂取することを必要とする人は「塩分」のフィルターを注視する。Screen Shot 2015-06-29 at 20.12.14

検索結果は色分けされた評価ラベルで警告される。交通信号のようで“赤”で表示された場合は、利用者の健康に悪いことを意味し、“緑”の場合は購入しても良いと知らせる。

オーストラリア統計局の健康調査(2011—2012)によると、オーストラリアの成人の63%は太り過ぎで、子供の25%は既に肥満体質にあるという。家族の食生活を管理して健康を維持することが重要になっている現状が伺える。

開発会社のBuzingaは、海外展開を計画中で年内に世界の主要10カ国で利用できるようにしたいとしている。

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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