世界の美容とヘルスケアビジネス情報を配信

FEATURED

注目の企画

BUSINESS

アジア太平洋地域のハラール化粧品市場レポート

最近、注目されているハラール化粧品だがアジア太平洋地域の潜在市場についてグローバルマーケットリサーチ会社Research and Markets(アイルランド、ダブリン市)は、「Halal Cosmetics Market: Asia Pacific Industry Analysis and Opportunity Assessment 2015 – 2020」と題する有料レポートの販売を開始しサマリーを公式サイトで紹介した。

これによると、2014年のアジア太平洋地域におけるハラール化粧品市場は米ドルベースで14億1120万ドルに達したという。2015年から2020年の5年間に9.9%の複合年間成長率(CAGR)で拡大すると予想している。2014年の売上の内訳では、カラーコスメ部門が最も多く37.4%、スキンケアが32.1%3と続いた。イスラム教徒の消費者の間で品質や成分への意識の高まりが顕著にみられ。オーガニック、ビーガンフレンドリーな製品の需要拡大が見込まれる。さらに、流通、マーケティングチャネルの増加など肯定的因子でハラール市場がより活性化すると予測している。

アジア太平洋地域でのハラールスキンケア市場、香水市場、カラーコスメ市場の傾向と予測のほか、同地域でのキープレーヤーとして以下の化粧品会社を挙げて分析している。

INIKA(オーストラリア)
Martha Tilaar(インドネシア)
Wipro Unza(シンガポール)
Clara International(マレーシア)
Brataco Group Of Companies(インドネシア)
Ivy Beauty Corporation Sdn Bhd (シンガポール)
Paragon Technology & Innovation(インドネシア)

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

  • Byline
  • New

ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

  1. 世界の化粧品市場2025年展望:P&G・LVMH・ロレアルの戦略と日本企業の課題

  2. 資生堂、「女性研究者サイエンスグラント」の第16回受賞者決定

  3. 米バイオテクノロジー企業アミリス、CEO退任と世界的な人員削除を発表

RELATED

気になるなら一緒に読んでほしい関連記事

PAGE TOP