NPO法人日本ネイリスト協会（東京都千代田区）は16日、都内で創立30周年記念式典を開催し、長年、ネイル業界の発展に貢献してきたネイリストたちを表彰した。

冒頭、理事長の滝川晃一氏は「協会発足から30年間、ネイル産業の健全な発展に尽力できたのは、会員をはじめネイルに携わる皆さんのおかげで、心より感謝申し上げる。今後も一層、協会のためにご支援・ご協力賜りたい」と述べた。

祝辞では、同協会名誉会長で参議院議員の山東昭子氏が「（協会創設当時は）ネイルだけでやっていけるのか不安だった。しかし今では、皆さんの情熱、努力、夢が実って現在の発展につながった。夢は持たないといけないと身にしみて思った」と強調。今後は、「女性アスリートと何かできないか」と提案した。

また、経済産業省 商務情報政策局 サービス政策課 サービス産業室長の落合成年氏は、今後のネイル業界への展望について、「技術の需要はまだまだ高まっていく」「インバウンド需要の拡大が期待できる」「日本独自のネイル文化を海外に展開する」「消費者からの信頼を勝ち取る」の4点を挙げた。

同式典では、美容業界団体の代表者のほか、東京都議会議員の鈴木隆道氏ら政界からも今回のお祝いに駆けつけた。

表彰式では、認定ネイル専門学科部門で特別功労賞15校、同功労賞31校、認定理美容学校部門で特別功労賞39校、同功労賞40校、法人正会員部門の特別功労賞7社、同功労賞17社、認定講師部門の特別功労賞119人、同功労賞415人、個人正会員部門の特別功労賞19人、特別功労者部門の功労賞7人、それぞれの代表者を表彰した。