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カオリ・ナラ・ターナー氏、ハリウッド仕込みのメイクを披露

無題株式会社リンクス(埼玉県所沢市)が展開する化粧品ブランド『STAR OF THE COLOR』をプロデュースしたメイクアップ・アーティスト、カオリ・ナラ・ターナー氏の来日記念トークショーが18日、都内で開催され、同氏のメイクの極意を学ぼうと約300人の美容関係者が集まった。

同氏は、1983年の映画「フラッシュ・ダンス」に出演したダンサーのボディメイクを担当したことで、一躍脚光を浴びた。その後、「ゴースト・バスターズ」「ラストサムライ」「パイレーツ・オブ・カリビアン」「キル・ビル」「チャーリーズ・エンジェル」「アメリカン・ビューティー」などのハリウッド映画に加え、「アリー・myラブ」などテレビドラマのメイクを手がけてきた。

2003年には、テレビドラマ「エイリアス」のメイクが高い評価を受け、日本人初のエミー賞を受賞。多くのハリウッド俳優との親交も深い。

トークショーでは、メイクをする上での心構えを紹介。「メイクをする以前に、自分の心と目が大事。目が死んでいると化粧が生きない。メイクアップアーティストは、精神科の医者のように、(メイクをする)相手の心にも気を配らないといけない」と強調した。

また、人を相手にする仕事なので、人間関係の極意にも言及。「腹が立ったときこそ笑うと良い。ちょっと違った視点から相手を見ると仲直りすることもある」とした。メイクの作法については、「どうやって相手をキレイにしようかと考えながら化粧をするのと、どうでもいいやと思って化粧をするのとでは、仕上がりが違う」といい、“料理は心”と同じだと説いた。

IMG_7014一方、メイクのデモンストレーションも行った。女性モデルに対するメイクについては、「米国の女優は頬の下にシェーディングを入れることが美人と言われるが、日本人はしない」「ファンデーションをないがしろにすると化粧崩れが起こる」「ファンデーションは耳まで隅々まで丁寧に行う」などと解説。

チークについては「笑って頬が上がった場所につける」「面長の人にはあごにもチークすると顔が丸く見える」、口紅については「上唇のVラインから左右に流すように付ける」「口紅をつけた後に上唇と下唇を合わせて馴染ませることはしない」など、細かなメイク上のテクニックポイントを紹介した。

このほか、顔に施した色と同じ化粧を手にも施すことで、コーヒーカップを持ったり、携帯電話をかけたりするときに肌と顔の色の違いが出ないので、お勧めだとした。

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