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ロンドン市民の52%が大気汚染レベルに懸念

ロンドンの住民の過半数は首都圏の大気汚染に懸念を抱いており、昨年、エアケア製品の利用を増やした可能性が高いという調査結果をグローバルリサーチ会社のミンテルは8月11日、発表した。「 Mintel’s Air Care UK 2017 Report」の中で、全英平均では34%のイギリス人が居住地の大気汚染のレベルについて懸念しているのに対し、ロンドン市民の52%が市内の大気汚染を懸念しているという調査結果をリリースした。

首都圏の住民は屋内の空気の質にも関心が高く、ロンドン住民の45%は自宅の空気の質に懸念を抱いており、全英平均の33%を大きく上回っているという。過去12ヶ月間で、85%のロンドン住民は、何らかのタイプのエアケア製品を使用しており、18%は過去12ヶ月間にこれらの製品をより頻繁に利用した結果が明らかになった。

イギリス人の51%は過去12ヶ月間にスプレー式やエアロゾルのエアケア製品を使用した経験があり、香りのキャンドル(43%)、アロマオイル(26%)の順位で利用者数が多かった。

同社の調査によると、イギリス国内の2016年度のエアケア製品の売上高は4億9900万ポンドで、2017年度の売上高は前年比1%増加の5億200万ポンドになると見積もっている。さらに、2022年までに5億6300万ポンドに増加すると予測している。

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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