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国際的なストレスを日本人とドイツ人はあまり感じていない?

ドイツに拠点を置くマーケティングリサーチ会社GfKは、日常生活の中でストレスの原因になる主な要因はマネー、自己圧力、睡眠不足であることを世界22カ国の総勢27,000人を対象に実施したオンライン調査の結果として11月25日、発表した。ラテンアメリカ諸国では“犯罪からの脅威”が一位で、フランスでは唯一“子供”が上位5位に入った。日本とドイツは、国際的な調査結果の主要因をあまり感じていないという結果も明らかになった。同社のストレスの要因調査の結果は以下の通り。

1位:マネー(30%)
2位:自己圧力/プレッシャー(27%)
3位:睡眠不足(23%)
4位:時間不足(22%)
5位:仕事(19%)

国別に分析すると、日本とドイツでは上位5つの要因はマイナーな原因になるが主要因にはならないという調査結果がでた。日本人の回答者の48%が主原因でないとしており、ドイツでは44%が同じように回答したという。

年齢別の調査では、15〜39歳の年齢層で5つの要因が主要因になっていることが判明。40歳以上の回答者では“自己の健康状態”が「仕事」に代わって上位5位にランクインしており、50歳以上の回答者では“病気の家族または介護が必要な家族”がはじめてストレスの主要因トップ5に入った。年代別に生活環境や社会から課される責任が変わることとの相関関係が今後問われるようだ。

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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