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豆腐の高摂取で冠動脈疾患予防、豆乳では予防効果見られず

イソフラボン摂取と冠動脈疾患リスクを検討した大規模調査の結果が3月23日、「Circulation」オンラインに掲載された。

大豆製品が冠動脈疾患に対する健康的利益をもたらすかを、米国男女を対象とした大規模調査で検討した。解析対象者は、看護師健康調査IおよびIIに参加した女性7万4241人、医療従事者追跡調査に参加した男性4万2226人。ベースライン時に心血管疾患およびがんが認められなかった人を選択し、食事データは食物摂取頻度調査票から取得した。非致死性心筋梗塞および冠動脈疾患死亡は医療記録、死亡証明書などの書類から判定した。

追跡期間482万6122人年の結果、イソフラボン摂取は冠動脈疾患と逆相関を示した。豆腐の摂取は逆相関だったが、豆乳では関連が見られなかった。最終解析から、女性では主に閉経前の若年女性およびホルモン剤非使用の閉経後女性で、強い逆相関が確認された。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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