世界の美容とヘルスケアビジネス情報を配信

FEATURED

注目の企画

PRODUCTS

マイクロニードル技術を使った美白エイジングケアが誕生

IMG_9108京都薬科大学発ベンチャーのコスメディ製薬株式会社(京都府京都市)は17日、独自の溶解型マイクロニードル技術を用いた美白エイジングケア『クオニス 桜美白』(税別25,000円)を発表した。「ヒアルロン酸などが角質層に直接入って、肌を保水してはりを与える」(化粧品事業部 部長 柳敏弘氏)製品となっている。

同社では、加齢とともに生じる問題として、「しわ」「しみ」「薄毛」の3つを挙げている。このうち「しわ」対応として、すでにヒアルロン酸配合の『ダーマフィラー』をラインナップ。今回開発した『桜美白』は、ヒアルロン酸にプラセンタエキスを加えることで「しみ」に対応したアイテムとなっており、「必要な部位に必要な量を直接肌に注入できる」(柳氏)。

マイクロニードル技術は、安全性の高い金型素材を使って、ヒアルロン酸をミクロン単位で鋭い針状の形に成型する技術。これまでの経皮吸収製剤は、低分子の薬剤や皮膚への透過性が高い薬剤に限られていたが、マイクロニードル技術により、皮膚から吸収されなかった高分子の薬剤を皮膚に注入することが可能になった。

33~49才女性を対象にした臨床試験によると、2カ月でしみ部位の明度は高くなり、濃さは薄くなった。また、しみ濃淡の目視評価でも薄くなっていることが確認され、しみ面積は小さくなった。「アンケート調査では90%の人が潤いを感じた」(柳氏)と回答している。ただし、医薬品に近い扱いであるため、週4回以上の使用を禁じている。

今後は、「薄毛」対応として、育毛剤を注入できる製品の開発を行うとしている。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

  • Byline
  • New
美容経済新聞

美容経済新聞は、日本の美容業界に特化した専門的なニュースを提供するメディアです。業界の動向やトレンド、企業情報、製品情報など、美容に関する幅広いテーマを取り上げています。 編集部では、美容業界の取材や情報収集、分析を行い、業界内外の最新情報を主に美容業界関係者に向けて発信しています。私たちは「キレイをふやす」を企業理念として信頼性の高い情報提供を通じて美容業界の発展に貢献すべく努力しています。

  1. 美容経済新聞社がLNE社(フランス)とライセンス契約を締結

  2. 伊藤超短波が監修するエステティックサロンがベトナムにオープン

  3. Saas型在庫管理ソフトの「Spes(スペース)」社が シードラウンドでの資金調達を実施

RELATED

気になるなら一緒に読んでほしい関連記事

PAGE TOP