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中国人の国内オンラインサイトで外国製品の購入が急増

中国人の間で海外旅行がブームになってきているのに比例して、外国製品へ興味を持ち国内のオンラインサイトを介して外国製品を購入する消費者が増加している。

市場調査会社ミンテルがこのほど、オンラインサイトで発表したデータによると、2015年6〜11月の6ヶ月の期間中に58%の中国人は国内オンラインサイトで外国製品を購入したらしい。中国ではこのようなクロスボーダーのオンラインショッピングの成長率は著しく、オンライン総小売売上の成長率を上回る勢いだ。同社の予測では、2015年から2020年の CAGR(年平均成長率)はオンライン総小売売上高が6.3%に対して、クロスボーダーのオンライン小売売上高は18%を予測している。

国内のサイトと海外のサイトを比較すると、製品品質の面では海外サイトで取扱う製品は“高品質”と評価されているが、価格(割安)、言語オプション、配達にかかる時間などの項目では国内サイトが有利に立っている。

中国の消費者は特定の国から特定の製品を購入する傾向がみられ、化粧品やパーソナルケアは韓国、日本、フランスの順で購入先に選ばれている。 食品や飲料製品の購入先は 台湾、香港/マカオ、ニュージーランドがトップ3の人気で、電子機器は日本が1位でアメリカが2位の結果だった。

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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