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独エボニック、バイオテクノロジー開発スタートアップ Alkionバイオファーマ買収

Screen Shot 2016-04-12 at 16.47.53ドイツの 特殊化学製品の大手エボニック・インダストリーズはバイオケミカル開発のスタートアップ会社 Alkionバイオファーマを買収したと4月8日、発表した。 Alkionバイオファーマは化粧品開発に応用できる有効成分の開発に特化した開発を手掛けており、買収によりエボニックのパーソナルケア事業のポートフォリオを拡大する。買収額など詳細については明らかにされていない。

Alkionバイオファーマは、ロンドン大学インペリアルカレッジのスピンオフとして2011年に設立された。フランスのエブリーに本社を置く。植物バイオマスを栽培し、植物ゲノムを変更することなく複雑な有効成分を効率よく抽出する革新的なアプローチの研究開発で知られる。同社の創設者で最高経営責任者(CEO)のFranck Michoux博士は、“エボニック社との提携はこの技術を活用する最良なマーケティング機会を提供してくれるだろう”などとコメントしている。

エボニック・インダストリーズは、ニュートリションおよびパーソナルケアの製造に関わる特殊化学製品の世界的なリーダー。おおよそ33,500の従業員をかかえ、2015年の売上高は約135億ユーロを計上している。

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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