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米アラガン社、目袋の脂肪をとる薬を開発する企業買収

Allergan plc LOGO米アラガン社は、 顔や体の脂肪細胞に薬理学的に作用する局所処方薬を開発するバイオテクノロジー会社Topokine Therapeuticsを8,500万ドルで買収したと4月21日、発表した。この買収により、アラガン社はTopokineが現在、 後期臨床開発中の目の下の脂肪を取り除く治療薬「XAF5」が法的に承認された後のグローバル市場での開発および販売権利を取得する。

「XAF5」は毎晩、まぶたの下の皮膚に浸透するように塗布すると脂肪細胞に薬理学的に作用して縮小することができるという薬。プラセボ対照臨床試験では、「XAF5」は目の下の脂肪を削減するのに統計学的に有意であり臨床的に評価のある結果が得られたとしている。

アメリカでは、目の下の袋を持つ潜在的患者が4,000万人ほど存在すると推定されている。アラガン社のグローバルブランドR&D担当社長兼執行副社長のデビッド・ニコルソン氏は、今回の買収について、“アラガンが推進する70以上のプログラムのパイプラインへ革新的な技術を追加し、医療美学におけるリーダーシップを強化する”などとコメントしている。

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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