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資生堂 国際化粧品技術者会連盟オーランド大会で「最優秀賞」

株式会社資生堂(東京都中央区)は、10月30日~11月2日にアメリカ オーランドで開催された化粧品技術を競う世界最大の研究発表会「国際化粧品技術者会連盟オーランド大会2016」(IFSCC Congress 2016)で、ポスター発表部門の「最優秀賞」を受賞した。

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約420件の研究(口頭発表約70件、ポスター発表約350件) が発表された中で同社の研究テーマ:「顔の老化を引き起す『真皮空洞化』現象の解明」が選ばれた。

■受賞研究名
新たなアンチエイジングスキンケアの提唱
顔の老化を引き起す「真皮空洞化」現象の解明

■受賞者
資生堂 ライフサイエンス研究センター 江連 智暢(えづれ とものぶ)主任研究員

資生堂は、加齢に伴う真皮の空洞化現象を見出し、真皮が空洞化している人ほど外見上も顔がたるんでいることを明らかにしてきたが、その原因は解明できていなかった。

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今回、真皮が空洞化している部位では汗を分泌する器官「汗腺」が著しく委縮していることを世界で初めて発見。汗腺の委縮が真皮空洞化の鍵であることを解明した同知見を基に新たなスキンケアへの応用を目指す。

大会では世界中の最新化粧品技術が発表され、新規性・独自性・科学的根拠等が厳しく評価される。

同社の今回の受賞は、第24~28回に続く6大会連続、隔年開催の「IFSCC Congress」の間の年に開催される「IFSCC Conference」を含めると通算24回目(うち最優秀賞は20回)となり、世界の化粧品メーカーの中で他社の追随を許さない最多の受賞回数となる。

受賞した江連研主任究員は第28回、第29回の2大会連続での最優秀賞受賞となり、同一発表者による連続受賞は世界初だ。これまでの同社の受賞技術は「カップにつかない口紅」や「耐水性が高いのに石鹸で落とせる日やけ止め」など、世界中で利用されている化粧品の開発に繋がっている。

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