韓国 CJグループ、ザ・ボディショップの買収を検討?

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2017.04.7

国際部

仏化粧品大手のロレアルは傘下のイギリス発祥ブランド「ザ・ボディショップ」の売却に向けて投資家グループなどと交渉を続ける中、“韓国のコングロマリット CJグループが入札を検討し始めた”などと、ロイター通信社は4月5日、ウェブ版で報じた。

ロレアルは、ザ・ボディショップを2006年に6億5,200万ポンドで買収しており、海外市場でのプレゼンスを順調に広げてきた。近年、ラッシュなどハンドメイドのブランドや天然成分配合のスキンケアブランドの台頭で、このニッチ市場の競争が激化し苦戦を強いられている。2016年度の決算報告のプレスリリース(2016年2月9日)でロレアルは、ボディショップのオーナーシップについて、“あらゆる戦略的オプション”を模索すると発表していた。

英ロンドンの夕刊紙イブニング・スタンダードも同日のウェブ版で一連のスペキュレーションについて報じている。それによると、ロレアル側の売却希望額は10億ユーロ(8億5,600万ポンド)で、現在、入札であがっている数値は7億ユーロ(5億9,920万ポンド)に近いらしい。

CJグループは食品販売から映画製作、インターネットサービスなどを手掛ける韓国コングロマリットの持株会社。 CJグループの化粧品市場への新規参入になるのか、その他の投資グループが落札するのか、今後の動向が注視される。

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