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FDA、タトゥーのインクの危険性について警告!

米食品医薬品局(FDA)は、 タトゥーインクの危険性などについて5月2日、公式サイトで注意を促した。 汚染されたタトゥーインクだけでなく、インク自体の成分で感染症を発症するケースもあり、今回、 “Think Before You Ink: Are Tattoos Safe?”と題して、タトゥーに関心がある消費者を対象に危険性を認知することと安全性を確かめるよう、警告した。

2015年のハリス世論調査によると、29%(10人に3人)のアメリカ人は少なくとも一つのタトゥーをしているという。タトゥーの人気は上昇する一方、施術後の有害事象の件数も増えており、FDAでは2004年〜2016年までに363件の有害事象の報告を受けている。

FDAコスメティック担当のディレクターであるリンダ・カッツ博士は、感染症について、滅菌されていない非衛生的な機器により重篤な感染症を発症することがあり、細菌やカビに汚染されたインクを使用することも感染症に起因すると説明。

タトゥーインクについての調査では、 車の塗料やプリンタのトナーに使用されているインク顔料の一部が含まれていたという報告がある。これらの顔料は皮膚への注入としてFDAは承認していない。

また、消費者にタトゥを削除することは簡単なプロセスではなく、 瘢痕が残るリスクがあると忠告している。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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