世界の美容とヘルスケアビジネス情報を配信

FEATURED

注目の企画

BUSINESS

ヘアトリートメント製品が世界市場で高い普及率—日本ではヘアマスクが人気

ヘアケア製品開発で、頭皮ケアやダメージヘアのトリートメントが活発になっている中、特に20代、30代の女性の間で、リーブイントリートメントやヘアマスクなどの普及が進んでいるらしい。

グローバルリサーチ会社ミンテルがウェブサイトで公表したミンテルニュース(4月20日付)によると、ブラジル、ドイツ、日本で特に高いヘアトリートメントの普及がみられるという。2015年の小売市場比較では、リーブイントリートメントはドイツで45%、ブラジルで35%、日本で19%のシェアがあった。ヘアマスクは、日本が普及率ナンバーワンで33%、ブラジルで17%、ドイツでは1%未満のシェアと格差がでた。

ブラジル市場分析として、ヘアケア製品を利用する3分の1以上のブラジル人女性(16歳〜24歳)は、ヘアトリートメントを利用するとカラーやパーマなど薬剤で痛んだ髪質が回復する、と肯定していることを紹介。

地域や国によって消費者の関心は異なるので、メーカーにとっては特定の消費者にターゲットをより絞った技術開発や商品開発のチャンスが潜んでいることを同リサーチグループは示唆している。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

  • Byline
  • New

ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

  1. 世界の化粧品市場2025年展望:P&G・LVMH・ロレアルの戦略と日本企業の課題

  2. 資生堂、「女性研究者サイエンスグラント」の第16回受賞者決定

  3. 米バイオテクノロジー企業アミリス、CEO退任と世界的な人員削除を発表

RELATED

気になるなら一緒に読んでほしい関連記事

PAGE TOP