LVMH モエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトン傘下の投資会社 LカタートンはプロフェッショナルなメイクアップブランドIL MAKIAGEに2900万ドルを投資したと6月8日、発表した。 これにより、Lカタートンは IL MAKIAGE の株式の35％以上を取得したことになると米業界紙は報じている。今回の投資で、アメリカ国内市場での IL MAKIAGEのビジネス展開を一気に加速する。

IL MAKIAGEはニューヨークのメイクアップアーティストIlana Harkavi氏が1972年に設立。プロのプレミアム・メイクアップの新しいカテゴリーを開拓し、ハイエンドのテクスチャーと豊富な色合いには定評がある。特にさまざまな白色を創作したことで知られる。リップカラーは200色以上のコレックションを取り揃えるという。現在は、 最高経営責任者（CEO）Oran Holtzman氏のリーダーシップの下、パリ、ローマ、イスラエル、オーストラリア、ニュージーランドで製品販売を展開するほか、プロのメイクアップアーティスト養成のアカデミーを運営している。

Lカタートンの共同マネージングパートナーの Michael Farello氏は、“Oran 氏と有能な経営チームのこれまでのブランド構築の実績とR＆Dプロセスを駆動すれば、米国の小売市場で有望なビジネス拡大の機会がある”などとプレスリリースの中でコメントしている。