世界の美容とヘルスケアビジネス情報を配信

FEATURED

注目の企画

BUSINESS

顔用注射剤のグローバル市場成長予測

世界の顔用注射剤(皮膚フィラーおよびボトックス)の市場は堅調に拡大しており、2017〜2023年の年平均成長率(CAGR)は10.42%という予測をリサーチ会社Research and Marketsは6月29日、発表した。

「Worldwide Facial Injectables Market Drivers, Opportunities, Trends, and Forecasts: 2017-2023」(有料レポート)の中で、顔用注射剤市場の市場規模・予測・特徴、セグメント別の市場規模と分析、地域ごとの市場分析、競合分析などの体系的な情報を提供。

消費者の美容意識の向上、顔面注射の意識の高まり、低侵襲手術への需要の高まり、新製品開発の増加により2017〜2023年の高度な市場成長を予想している。予測期間中、ブラジル、インド、中国、ロシアの市場で 顔用注射剤の導入が急速に進むと予想。

市場はほぼ独占状態で、世界の顔面注射剤市場全体の45%以上をアラガン社が支配し、Galderma、Merz Pharma、Ipsenなどが競合する中、ローカルプレーヤーも勢力拡大を目指している。ベンダー間の合併、買収、および共同開発も加速するとみられる。

ボトックスと皮膚充填剤は、最も人気のある治療法であり、エンドユーザーの間で最も一般的な審美的処置になってきていると分析。ボトックスは市場を独占してきたが、皮膚フィラーの治療法は、多くの分野でその用途が拡大しているため、予測期間中の需要の急速な拡大を見通している。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

  • Byline
  • New

ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

  1. 世界の化粧品市場2025年展望:P&G・LVMH・ロレアルの戦略と日本企業の課題

  2. 資生堂、「女性研究者サイエンスグラント」の第16回受賞者決定

  3. 米バイオテクノロジー企業アミリス、CEO退任と世界的な人員削除を発表

RELATED

気になるなら一緒に読んでほしい関連記事

PAGE TOP