幹細胞コスメの最近のトレンド日本メナード、幹細胞研究に拍車 ~ 幹細胞コスメを商品化、訪問販売で拡販、訴求力図る~(下)
2017.11.22
編集部
日本メナードは、幹細胞領域における研究成果から従来の化粧品と異なるエイジングケア発想の幹細胞コスメ「オーセントクリーム」と「フェアルーセント」を商品化し、訪販中心に拡販を図っている。
同社は、2008年に肌の起源に着目して「オーセントクリーム」を開発・販売。その後、効能・効果の持続性を高めた「オーセントクリーム2」(写真)を開発し、2016年12月から市場に投入した。
「オーセントクリーム2」は、紫ムギ種子エキスなど3つの植物種子エキスに加えて独自開発成分の「セミプレナローズエキス」(保湿成分)を新たに配合した。また、新処方の「スムースパフォーマーエマルジョン2」を採用し、肌と一体化するテクスチャーに仕上げた。
一方、シミの根本原因を見つける研究から薬用ホワイターエッセンス「フェアルーセント」(医薬部外品=写真)を商品化し、2016年4月に市場に投入し販売を始めている。
フェアルーセントは、メラニンの生成を抑えてシミ、ソバカスを防ぐローションタイプの薬用美白美容液。美白成分としてビタミン誘導体や整肌成分のピュア胡蝶蘭エキスを配合し角質層の浸透を図った。
幹細胞コスメの販売を含む化粧品販売について同社は、化粧品の使い方や手入れ方法を対面でアドバイスすることが必要不可欠との基本方針のもと販売契約を結んだフェイシャルサロン(代行店)やメナードレディ(販売員・エステセラピスト)が顧客の自宅を訪問して肌状態やライフスタイル等を聞きながらアドバイスして幹細胞コスメの販売に繋げている。
同社は、2003年からフェイシャルエステシステムを導入したフェイシャルサロンの店舗展開を進めており現在、全国で1万店を超えるフェイシャルサロンと9万人を超えるメナードレディが顧客の自宅を訪問して肌診断や商品の使い方などを行っている。
こうした中で、オーセントクリーム2や薬用ホワイターエッセンス等の幹細胞コスメを販売しており「ノーベル賞を受賞した京大山中教授のiPS細胞・多能性幹細胞の影響が奏功して当社の幹細胞コスメに対する関心が高まっている。引き続き、商品の訴求力に一段と力を入れて顧客への浸透力をさらに高めていきたい」としている。