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米フェイシャル形成外科アカデミー、2017年の審美治療動向調査

米フェイシャル形成外科アカデミー(AAFPRS: The American Academy of Facial Plastic and Reconstructive Surgery)は、美容施術に関する年次調査の結果をこのほど、明らかにした。ソーシャルメディアの「セルフィー・アウェアネス」の影響がより強まっており、 AAFPRSに加盟している外科医の55%が、施術者は自分撮りでより魅力的に写りたいと願っていると回答した。これは前年より13ポイント増加した結果だった。利用者の低年齢化の傾向も続いており、外科医の56%が30歳未満の患者数の増加を報告した。

2017年に行われた美容外科施術で、最も施術例が多かったのは鼻形成術で97%の外科医が実施したと回答した。第2位は眼瞼形成術(95%)で、第3位はフェイスリフト(88%)だった。

審美治療の低年齢化について、同アカデミー代表のWilliam H. Truswell博士は、「ハイテクスキンケアと日焼け防止についての認識が一般化してきており、顔面注射剤の施術を30歳前より開始する女性が増えている」などと述べている。ミレニアム世代の可処分所得が増加するのに比例して、審美治療の需要は着実に伸びている傾向も報告された。

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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