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米CVSケアマーク、ヒスパニック系のドラッグストア買収

米国CVSケアマーク社は7月14日、フロリダ州マイアミを拠点にディスカウント薬局店を展開しているNavarro Discount Pharmacy(ナバロ・ディスカウント・ファーマシー)を買収する契約を締結したと発表した。買収契約にはナバロの33の薬局チェーン店、ナバロ保険サービス、慢性疾患及び特定疾患の患者に処方する専門薬局サービスの事業が含まれる。買収額などの詳細は明らかにされていない。

ナバロはヒスパニック系のドラッグストアで 携帯電話のサービス/販売、デザイナー・フレグランスの販売、店頭薬とビタミンの豊富な品揃えなどを武器にアメリカの伝統的なドラッグストアでは見られない多くの製品やサービスを提供することで差別化しビジネスを拡大してきた。年間売上高は推定で3.4億ドルを超えるとみられる。

CVSケアマーク社は総合ヘルスケア企業で子会社CVS/ファーマシーの小売事業部では7,600店以上のドラッグストアを全米で展開している。ナバロ・ディスカウント・ファーマシー買収後もナバロの薬局名とブランドは残して事業展開を続ける。米国で最も急成長しているヒスパニック人口におけるCVS/ファーマシーの地位を強化しナバロのブランドを追加することに興奮しているとCVS/ファーマシー社長のHelena Foulkes氏はコメントしている。

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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