日華化学、「取締役会の実効性に関する分析・評価」を公表

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2018.02.27

編集部

日華化学株式会社(福井県福井市)はこのほど、2017年度「取締役会の実効性に関する分析・評価」結果の概要を公表した。コーポレートガバナンス・コードが定める役割・責務を適切かつ実効的に果たしていると評価された。

同社では、取締役会全体が適切に機能しているかを検証し、その結果を踏まえ課題の改善や強みの強化を含めた適切な措置を講じていくというPDCAサイクルを継続することが必要と考えており、今回の分析・評価を行っている。

評価方法としては、取締役・監査役を対象にアンケートによる評価を実施するとともに、社外取締役・監査役意見交換会において、取締役会に対する提言事項などのヒアリングを行った。

アンケートなどの結果から、業務執行に係る意思決定及び監督において、コーポレートガバナンス・コードが定める役割・責務を適切かつ実効的に果たしていると評価。特に社外役員や監査役からの意見が活発に提示され、取締役会のガバナンス体制は有効に機能していることが高く評価された。

さらに2016年度の評価結果に基づく課題に対しては、取締役会で使用する資料の早期配布による事前検討期間の更なる確保、社外取締役に対する会社からの情報提供及び説明機会の充実、IR活動についての情報共有とフィードバックにより、一定の改善が見られたことを確認したとしている。

今後の課題としては、重要性の高い経営戦略や投資戦略に対する監督機能の強化のほか、審議の論点を明確にするなど議案資料や案件説明上の工夫を通じた審議の充実と効率化、社外役員に対する案件の事前説明機会の確保や同社の事業環境の理解を促進する機会及び情報提供の充実を挙げた。

参考リンク
日華化学株式会社

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