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EPAとCBD を含むアンチエイジングジェルの臨床評価

エイコサペンタエン酸 (EPA) とカンナビジオール (CBD) を含むアンチエイジング ジェルの皮膚老化の予防と治療における有効性を評価した結果が、6月1日、「Journal of Cosmetic Dermatology」オンラインに掲載された。

皮膚の老化は、紫外線、大気汚染、栄養不良などのさまざまな要因の影響を受ける複雑なプロセスである。今回の研究は、in vitro、ex vivo、および臨床評価により、皮膚の抗老化におけるEPAとCBDの適合性と有効性を評価することを目的とした。

その結果、EPAは光老化に関連する炎症物質、すなわちプロスタグランジンE2(PGE2)とインターロイキン-8(IL-8)の分泌を減少させることによりCBDの保護効果を高めることが示された。組織学的検査では、このジェルが紫外線照射後の細胞外マトリックス (ECM) リモデリングに対してプラスの効果も観察された。臨床研究(被験者33人)では、このジェルは老化のさまざまな兆候の大幅な改善を実証した。目尻のしわの面積と体積の減少、小じわのしわ体積の減少が確認された。このジェルはまた、赤斑の減少、および皮膚の水分補給と弾力性の増加ももたらした。被験者はこのジェル製品に高い満足感を示した。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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