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化粧品の購入、各都市共通して「品質」を重視

株式会社インテージ(東京都千代田区)が実施した「アジア女性の美容実態」をテーマにした調査によると、化粧品購入時には各都市共通して「品質」を重視していることがわかった。

Asia Insight Researchをもとに発行している「アジアインサイトレポート」の中で明らかになった。中国・上海、タイ・バンコク、インドネシア・ジャカルタ、ベトナム・ホーチミン、インド・デリーの5都市と日本の20~30代女性を対象にインターネット調査で聴取した結果を、各国のインテージグループメンバーの現地知見を踏まえてまとめた。調査機関は2017年8月16日~27日。

各都市の女性の化粧習慣を比べてみると、メイクの土台となるファンデーションの使用率は日本が80%と最も高く、ホーチミンの60%、デリーの58%と続く。一番低いジャカルタでは47%という結果だった。

普段からアイメイク、リップメイク両方をする人が多い日本では、アイメイク製品、リップメイク製品の使用率がそれぞれ68%、67%とほぼ同じ。

一方、アジア各都市を見てみると、日本と同じようにほぼ同じなのがデリーで、バンコク、ジャカルタ、ホーチミンではリップメイク製品の使用率がアイメイク製品の使用率を大きく上回っている。

インドでは「化粧は身だしなみであり、社会ステータスを示すものである」という考え方の基に、化粧を毎日するわけではないが、特別な日にはアイメイクもリップメイクもしっかりとして身だしなみを整えるという習慣がある。デリーでアイメイクとリップメイクの使用率がほぼ同じであるのはこのためと考えられる。

他の都市でリップメイク製品の使用率の方が高い理由は様々。例えば、タイやインドネシアではナチュラルメイクが流行しているため、目元の化粧をする人が少ないということが理由として挙げられる。また、インドネシアではイスラム教の礼拝の度に顔を洗う必要があるため、化粧直しが手軽にできるリップメイクのみにするという理由もある。

日本以外の都市ではファンデーションの使用率よりもリップメイクの使用率が高い。ファンデーションを塗らずに手軽なリップメイクのみといった人も多いようだ。

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