花王がインドネシアに新工場、界面活性剤の生産能力増強
2013.07.8
編集部
花王のインドネシアにおけるケミカル事業の現地法人である花王インドネシア化学は、界面活性剤や、産業用化学製品を製造する新工場(=画像)を設立し、8月より稼働する。界面活性剤の生産工場としては、花王グループのなかでも最大規模の工場となり、同社の界面活性剤の年産能力は、既存設備とあわせて現在の約1.5倍に増強される見通し。花王は、成長市場であるアジアでの中核工場として位置付けており、さらに設備投資を重ねて界面活性剤の生産能力の向上に努める。
花王グループは、「ケミカル事業の強化」を成長戦略の一つに掲げ、アジア市場での界面活性剤の生産インフラを整えている。インドネシアのほかに、中国、フィリピンでもケミカル工場の新設・増強を進めている。特に、インドネシアは、界面活性剤や産業用化学製品をアジアや欧米を含めた世界各地に供給する重要な生産拠点として重要視しており、今後も設備投資を積極的に行い、量産体制の確立を図っていく構え。