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3割以上の女性はクルエルティフリーの製品を好む

アメリカのメイクアップツールを提供するアプリ運営会社Perfect365(カリフォルニア州フリーモント)は、クルエルティフリーに対する消費者の意識調査の結果をこのほど発表した。同社のアプリ利用者の15000人の女性を対象に化粧品購入の意思決定を調べると、36%の女性がクルエルティフリーを実施している美容ブランドからのみ製品を購入すると回答したという。

カリフォルニア州議会に動物実験された化粧品の販売を禁止する法案が提出されたことについては、46%の調査対象者が肯定的な意見を持っており「喜ばしい」と回答した。 回答者の24%は、化粧品ブランドが動物実験を実施しているかどうかを調査するために専門サイトを検索した経験があることが明らかにされた。さらに、自分が利用している美容ブランドが動物実験をしていたとすれば、43%はこれらの製品の使用を中止すると回答した。

アメリカでは、クルエルティフリーに対する認識が高まっており、同社マーケティングディレクターのCara Harbour氏は、「最近のユーザー調査によれば、若い世代の女性の大部分が、美容製品の動物試験への懸念を表明している」と述べている。

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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