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エイボン2018年第1四半期決算で純損益2100万ドル

エイボン・プロダクツ社(ロンドン)は、2018年3月期第1四半期の決算報告を5月3日、発表した。売上高は前年同期比5%増の13億9400万ドル、営業利益は前年同期比51%増の4490万ドルだったが、生産コスト、現地費用の増加、利息の支払いなどが利益を圧迫し当期純損益2100万ドルを計上した。

同社のビジネスモデル『直接販売』を担う販売員の総数は、中南米地域での減少が主な原因となり全体で4%減少した。地域別の売上高をみると、ヨーロッパ・中東・アフリカ地域での売上が増加したものの、アジア太平洋地域と北ラテンアメリカ地域の減少により相殺される結果となった。

今年2月にエイボンの最高経営責任者(CEO)に就任したヤン・ザイダーフェルト氏は、「第1四半期の業績は不満足であり、経営立て直しの潜在的可能性を示すものではなかった」と発表文の中でコメントしており、エイボンの地位回復に向けて迅速に動いている、などと強調した。

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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