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米化粧品小売チェーンULTA、増収増益で店舗数さらに拡大

米化粧品小売チェーンのUlta Beauty(アルタ・ビューティ)は、5月31日、2018年度第1四半期の決算を発表した。当期売上高は、前年同期比17.4%増の15億4370万ドル、当期営業利益は前年同期比11.4%増の2億9800万ドルと増収増益を記録した。当期純利益は前年同期比28.2%増の1億6440万ドルとなった。

同社は2018年度第1四半期に34店舗を新しくオープンしており、現在、全米で1107店舗とEコマースを展開する。ネットショッピングの浸透により、大手百貨店や小売店が店舗数を減らす決断を迫られる中、アルタは Eコマースと並行して多店舗展開を強化する戦略を打ち出しており、小売業界からその動向が注視されている。新規出店場所は、これまでの郊外エリアから大都市の中心部へと変更してきており、2018年はニューヨーク州、カリフォルニア州、フロリダ州などの人口密度の高いエリアでの店舗数を拡大している。

来期以降の見通しとして、おおよそ100の新店舗を開き、既存の15店舗のリノベーションまたは移転プロジェクトを検討している。新顧客層の開拓として若い十代へのマーケティング戦略を立てる計画。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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