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オーストラリア のレンチング社、植物由来の新不織布を発売

オーストラリアのレンチング社は新しく開発した植物由来の不織布ヴェオセル™の販売開始を15日、発表した。 使い捨て製品の廃棄物処理と汚染への関心が高まるにつれ、不織布業界は、植物由来で純度が高く、機能的で生分解性の素材を特定することが不可欠になってきている。同社が新しく開発したヴェオセル™ブランドの製品は、ベビーケア、美容、ボディケア、インティメイトケア、表面洗浄といった日常的に幅広い用途で利用することが可能になる。

同社はヴェオセル™の導入により、B2Bの繊維メーカーからB2B2Cブランドへの転換を狙う戦略。 新ブランドは6月にシカゴで開催された不織布見本市のWorld of Wipes(WOW)および東京で開催されたアジア不織布産業総合展示会で既に紹介されており、世界市場に向けての販促を強化する。

ヴェオセル™の繊維ポートフォリオには、認証済みの管理されている森林や農園の再生可能または持続可能な木材に由来するヴェオセル™リヨセル繊維およびヴェオセル™特殊ビスコース繊維が含まれる。植物由来の繊維は、より優れた吸湿性と管理性、高い通気性、手触りの良さ、混合の汎用性といった機能面の利点がある。同社は、ヴェオセル™の繊維ポートフォリオで持続可能性の追求を推進して世界の消費者が共感しやすい関係作りを目指す。

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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