世界の美容とヘルスケアビジネス情報を配信

FEATURED

注目の企画

BUSINESS

ナノキャリア、2019年3月期通期見通しを上方修正

ミセル化ナノ粒子技術を応用した医薬品などの研究開発を手掛けるナノキャリア株式会社(千葉県柏市)はこのほど、2019年3月期第1四半期(非連結)の売上高が前年同期比18.1%増の4200万円、当期損失が6億3600万円となったと発表した。一方、通期業績見通しについては、上方修正を行った。

セグメント別の業績を見ると、化粧品事業については、株式会社アルビオン(東京中央区)との共同開発製品であるスカルプトータルケア製品『Depth(デプス)』のインターネット販売およびカウンセリング販売を行っている。顧客から長期的な支持を獲得できるような強いブランドとして育成することを目指した戦略的なマーケティング活動を展開しており、Depthスタイリング剤の販売や男女兼用『Depth for Share』の販売も開始。大手百貨店や化粧品専門店のほか、全国の美容室へ取扱い店舗を拡大している。

女性用化粧品に関しては、アルビオンが販売する美容液エクラフチュールおよび薬用美白美容液エクシアALホワイトニングイマキュレートエッセンスIDD用の原材料を供給している。アルビオンとは、次世代型エクラフチュールの開発に向けた共同研究開発も進めてきたが、その成果として、『エクラフチュールd』がアルビオンより今秋発売される。『エクラフチュールd』には、ナノキャリアが開発した化粧品用ミセル化ナノ粒子「ナノセスタEX」を用いた原材料を供給する。

2019年3月期通期(非連結)の売上高は前回予想の2億2400万円(化粧品事業のみ)から4億7400万円 、当期損失は同24億9500万円から22億4500万円に上方修正した。これは、台湾Orient Europharma Co.,Ltd.との間でNC-6004の頭頸部がんを対象とした国際共同治験に関するライセンス契約を締結したことにより、開発マイルストン収入として総額800万米ドルを受領することになったため。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

  • Byline
  • New
美容経済新聞

美容経済新聞は、日本の美容業界に特化した専門的なニュースを提供するメディアです。業界の動向やトレンド、企業情報、製品情報など、美容に関する幅広いテーマを取り上げています。 編集部では、美容業界の取材や情報収集、分析を行い、業界内外の最新情報を主に美容業界関係者に向けて発信しています。私たちは「キレイをふやす」を企業理念として信頼性の高い情報提供を通じて美容業界の発展に貢献すべく努力しています。

  1. 美容経済新聞社がLNE社(フランス)とライセンス契約を締結

  2. 伊藤超短波が監修するエステティックサロンがベトナムにオープン

  3. Saas型在庫管理ソフトの「Spes(スペース)」社が シードラウンドでの資金調達を実施

RELATED

気になるなら一緒に読んでほしい関連記事

PAGE TOP