ファッションデザイナーのマーク・ジェイコブスはニューヨークのマンハッタンに自社ブランドの化粧品を販売する専門店を8月9日、アメリカで初めてオープンした。ウェスト・ビレッジのブリッカー通りにあった同氏のアクセサリー専門店をガラス張りの壁とステインレスを中心にしたインテリに全面改装して、新しく発表したビューティラインのイメージと融合させたという。
新しい店舗では、マーク・ジェイコブスが今夏、刷新した全製品を取り揃える。店内にはカウンターが設置されており、利用客は試供品を自由に楽しみながら製品を見ることができる。
北米のセフォラの330店舗でも同時にマーク・ジェイコブスの化粧品ラインは販売されているが、ビューティー業界の売行きが好調な背景があるので、同氏は化粧品専門店展開に乗り出したのではないかと、米業界関係者からの声がある。今後も化粧品販売を強化する方針で、国内の主要なマーク・ジェイコブスのファッションストア11店舗に化粧品ラインの取り扱いを広げる計画だという。
