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2020年世界の包装業界に影響を与える2つのトレンド

グローバル市場調査会社ミンテルは、持続可能な資源が切望される中、包装業界に影響を与える2つのトレンドはパッケージングのリサイクルと詰め替えであるとこのほど、発表した。 包装メーカーとブランドは、リサイクル可能なパッケージのイノベーションを開発し商品化し続ける必要があるという。また、小売業者は店内で簡単に詰め替えができる手法を検討するようになってきていると指摘。

同社の調査では、世界的な切望にもかかわらず、使い捨てプラスチックは今後数十年間存在すると予測している。世界のプラスチック廃棄物の一部が実際にリサイクルされているため、リサイクル可能な技術を探求する必要がある。ただ、リサイクルには消費者側の協力が必要費可決だと言及している。消費者が包装パッケージを適切なごみ箱または店舗の回収システムに「戻す」ことを積極的に試みない限り リサイクルは困難になる。究極のソリューションは、ブランド、メーカー、包装業界団体、政府、および環境非営利団体が調和して、消費者に適切な情報を提供し、リサイクルしやすい包装を開発し、回収システムとリサイクルプロセスを改善することだと強調する。

使用されている素材に関係なく、循環経済の次の繰り返しは明らかに、リサイクル性とともに再利用性に焦点が当てられる。現在、使い捨ては多くの消費者にとって有毒なフレーズであるため、詰め替え可能な包装への関心はますます高まり、リフィルの需要も高まると予想される。現在、リフィルを提供している小売店はインスタグラムなどで見栄えが良いガラス瓶などを使用することが多いが、リフィルが主流になる場合、消費者は見栄えよりも最初から最後まで使いやすい詰め替え可能なオプションを優先するようになるだろうとみている。

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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