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仏ロレアル、工業用炭素廃棄物を化粧品ボトルに再利用計画

仏ロレアルは、10月27日、 米炭素リサイクル会社LanzaTech(ランザテック)と仏エネルギー会社Total(トタル)と提携して、 工業用炭素廃棄物を化粧品ボトルに再利用する計画を発表した。回収された 炭素排出物から持続可能な包装容器を製造するのは世界で初めてで、3社が協力して3段階の変換プロセスを経て化粧品容器を完成させる。

最初に、ランザテック社が産業用炭素排出量を収集し、独自の生物学的プロセスを使用してエタノールに変換する。次に、トタル社がIFP Axensと共同開発した革新的な脱水プロセスにより、エタノールをエチレンに変換し てから重合させ、化石燃料と同じ技術的特性を持つポリエチレンを製造する。最後にロレアルは、このポリエチレンを使用して、従来と同じ品質と特性を持つプラスチック容器を製造する。

今回の革新的なパートナーシップを通じて、炭素排出量を有用なものに変換しパッケージの二酸化炭素排出量の削減が可能となる。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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