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世界の手指消毒剤市場は2026年までに172億ドルに達する見通し

米市場調査会社 Polaris Market Researchは、25日、 世界の手指消毒剤市場は2020年から2026年にかけて31.4%の 年平均間成長率(CAGR)で成長し、 2026年には172億ドルに達するという予測を発表した。 世界市場では、ほぼすべての国で経験されているコビット-19などの感染症の影響を軽減する消毒剤などの健康とウェルネス製品に対する大きな需要が市場の成長を後押しすると分析されている。

同社の有料レポート「Hand Sanitizer Market by Product Type (Gel, Liquid, Foam, Spray); By Distribution Channel (E-Commerce, Hospital Pharmacies, Retail Suppliers, Supermarket and Others); By Regions, Segment Forecast, 2020–2026」で製品タイプ、販売流通チャネル、地域別の見通しなどを解説している。

製品タイプをみると、ジェル、液体、泡、スプレーのハンドサニタイザーに分割される。2020年には、 主に世界中の医療従事者による感染症の認識の高まりが需要を押し上げ、アルコールベースのハンドラブが市場をリードすると予測されている。現在の業界動向を考慮すると、ジェル手指消毒剤セグメントは、世界市場の予測期間中に最高のCAGRで成長すると予測されている。

地域別にみると、北米地域は、2020年のコビット-19の症例数が最も多いため、世界市場を支配すると予測されている。北米市場のほかに、中国、インド、日本は、世界市場における主要な手指消毒剤市場として今後数年間、手指消毒剤の消費と需要に影響を与えると分析されている。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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