世界の美容とヘルスケアビジネス情報を配信

FEATURED

注目の企画

BUSINESS

インターパルファム、2020年通期減収だが第4四半期回復の兆し

香水開発大手のインターパルファムは、1日、2020年12月期第4四半期と通期の決算を発表した。2020年度売上高は前年度比24.5%減の5億3900万ドル、 純利益は前年度比36.6%減の3820万ドルと、世界での新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け大幅な減収減益を記録した。12月期の第4四半期に市場は回復の兆しをみせ、売上高は1億8400万ドルと2019年同期の1億7780万ドルから3.5%増加、純利益は1470万ドルで前年同期の820万ドルから80%増加した。

第4四半期のヨーロッパ市場の純売上高は、前年同期比8.1%増の1億3960万ドルと好調だった。ヨーロッパ最大のブランドであるモンブラン、ジミーチュウ、コーチは、それぞれ9.8%、13.4%、18.0%増加。この期間に新製品は発売されなかったにもかかわらず記録的な四半期売上高成長だった。北米市場は未だ回復基調に至らず、アジア市場はトラベルリテール事業の低迷が続いている。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

  • Byline
  • New

ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

  1. 世界の化粧品市場2025年展望:P&G・LVMH・ロレアルの戦略と日本企業の課題

  2. 資生堂、「女性研究者サイエンスグラント」の第16回受賞者決定

  3. 米バイオテクノロジー企業アミリス、CEO退任と世界的な人員削除を発表

RELATED

気になるなら一緒に読んでほしい関連記事

PAGE TOP