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大人ニキビの特徴:インド調査

インドの男女成人尋常性ざ瘡患者の臨床像を調査した結果が3月2日、「Journal of cosmetic dermatology」オンラインに掲載された。

25歳以上で尋常性ざ瘡(ニキビ)歴のある2万4056人の成人患者を登録。ニキビの種類、年齢、性別、ニキビの部位、およびニキビ発症に関連する要因、検査記録を調査した。

その結果、180人でニキビを確認し、有病率は0.74%だった。ニキビ患者の平均患者は30.1歳だった。患者の81.7%は女性で、68.3%は持続性ニキビを有していた。この研究集団で一般的に見られたニキビは炎症性丘疹性痒疹(72.8%)、発症部位は頬(85%)で、62.8%に瘢痕が認められた。関連要因では、慢性ストレスで23.9%に、ニキビ家族歴は60.6%で認められた。全体で43.5%の患者が化粧品による悪化を報告し、42.8%で油分が多く高血糖(高GI)食品の摂取歴が認められた。月経前フレアが61.9%、多毛症が16.3%の女性患者に見られた。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

  1. 男性・家族歴・重症度でニキビ瘢痕有病率に差異

  2. ニキビへの新技術Photopneumatic Technology

  3. 時間制限食とカロリー制限食の減量効果に差なし

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