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花粉によるアレルギー性鼻炎・皮膚の炎症を発酵食品が抑制する可能性の研究発表

株式会社玄米酵素(北海道札幌市)は、国立大学法人富山(富山県富山市)と発酵玄米に関する共同研究を行っている。

この度、富山大学 和漢医薬学総合研究所所長 早川芳弘教授が行った「発酵玄米(FBRA)による抗炎症効果」に関する研究論文を発表した。

花粉によるアレルギー性鼻炎を起こすモデルマウスに発酵玄米を含む餌を与えると、くしゃみの回数が抑えられることが確認された。同様に皮膚に炎症を起こすモデルマウスに、発酵玄米を与えると、同様に症状が緩和されることがわかった。

同研究は、ブタクサ花粉によるアレルギー性鼻炎を引き起こしたモデルマウスに、発酵玄米を10%含む餌を与えると、くしゃみをする回数が、通常の餌を与えたマウスよりも有意に抑えられた。これはアレルギー反応を抑制することを示唆する。

また、 浮腫を引き起こす薬剤(TPA)をマウスの耳に塗ると、急性の炎症が起こり、耳が厚くなる。このモデルマウスに、発酵玄米を10%含む餌を与えると、耳の厚さの増加が通常の餌を与えたマウスよりも少なくなることが確認された。これは急性炎症を抑制することを示唆する。(TPA:12-O-tetradecanoylphorbol-13-acetate)

乾癬を引き起こす薬剤(IMQ)をマウスの耳に塗り続けると、慢性的な炎症が起こり、同様に耳が厚くなる。このモデルマウスに、発酵玄米を10%含む餌を与えると、耳の厚さの増加が通常の餌を与えたマウスよりも少なくなることが分かった。さらに、発酵玄米を含む餌を与えたマウスでは、皮膚の炎症に関わる生理活性物質(IL-17A、IL-1β、COX-2)の遺伝子発現が、有意に抑制された。この研究は慢性炎症を抑制することを示唆する。(IMQ: imiquimod)

以上のことから、発酵玄米(FBRA)には抗炎症効果があることが確認された。

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