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米香料メーカーIFF、AIに基づく香りプログラム開始でウェルネス部門強化

大手香料メーカーのインターナショナル・フレーバー・アンド・フレグランス(IFF)は、20日、フレグランス部門で健康へのより包括的なアプローチに対する消費者の要望に対応するために、Science of Wellnessプログラムを開始したと発表した。プログラムは、フレグランスとその感情とウェルネスへの影響に関する40年以上の同社の科学的研究に基づき、感情的、認知的、身体的な幸福感をサポートおよび向上させる香り作りのガイドラインを設定するもの。

同社は、神経科学と消費者の知覚データの組み合わせに加え、社内の人工知能ツールを使用して日用消費財で使用できるさまざまな香りを設計していく。

米コンサルタント会社マッキンゼーによると、ウェルネスをサポートする製品は需要が高く、健康とウェルネスの市場は2025年までに毎年5〜10%成長すると予想されているという。IFFが2020年に20000人の消費者を対象に調査したところ、消費者の87%が、感情的および肉体的利益を伴うフレグランスを好むと報告された。 同社は、豊富なフレグランスポートフォリオを武器に、人工知能と卓越したクリエイティブな才能を組み合わせることで、ウェルネス属性を備えたフレグランス製品を補充する。

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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