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英国のeコマース利用者の9割がコロナ収束後もオンラインで食料品購入を継続する計画

イギリスで食料品のオンライン注文のブームはコロナ収束後も継続するようだ。グローバル市場調査会社ミンテルが5月26日にリリースした調査結果によると、イギリスのeコマース利用者で食料品をオンラインで購入している9割が、今後も継続していく計画を立てている。

同社は、イギリスで2020年12月に16歳以上の1970人のインターネット利用者を対象に食料品のショッピングについて調査した。

イギリス人の約6割(59%)がオンラインで食料品の買い物をしており、2019年の調査結果の50% から増加した。過去10年間で最高の成長率を記録。コロナ渦、利用者は、より多くの買い物をオンラインチャネルでするようになった。

ミンテルの調査によると、オンラインで買い物をするシニア (65 歳以上の消費者) の数は劇的に増加したが、コロナ収束後、食料品店に戻る可能性が最も高いのもシニア層と予測している。シニア層の38%は、今後、オンラインでの食料品購入を完全に中止するか、一部の食料品はオンラインを利用するがほとんどの買い物は実店舗で行う予定と回答している。

同社は、2021年にオンラインでの食料品売上は194億ポンドと予測しており、2020年と比較して13%減少すると見通している。しかし、オンライン食料品市場はパンデミックから恩恵を受けると予想され、市場は2025年までに224億ポンドと堅調に成長すると予測している。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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