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ニキビへのタザロテン治療効果の男女差

ニキビへのタザロテン0.045% ローションによる治療効果の性差を検討した論文が4月1日、「The Journal of Clinical and Aesthetic Dermatology」オンラインに掲載された。

既に実施された第2相臨床試験では、タザロテン0.045% ローションはビヒクルよりも統計的有意に優れており、タザロテン0.1% クリームと同等のニキビ病変減少効果が示されたにもかかわらず、クリームよりも治療に関連した有害事象が少ないことが確認された。今回の研究では、治療結果に対する性別の影響を評価するために、第2相臨床試験の事後解析を実施した。

その結果、治療企図集団の男性94人、女性116人の解析では、ビヒクルよりもタザロテン (ローションまたはクリーム) で病変数の減少が大きかった。タザロテン 0.045% ローション治療を受けた被験者では、12週までの最小二乗平均パーセント変化は男性よりも女性で大きかったが、統計的に有意ではなかった。有害事象の発生率は、男女両方とも、0.1% クリームよりも0.045% ローションで低かった。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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