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仏ロレアル、100%リサイクルプラスチック容器を化粧品ボトルに採用

世界最大の化粧品会社仏ロレアルは、24日、仏バイオテクノロジー会社Carbios が開発した100%リサイクル材料から製造されたプラスチックを将来、化粧品容器に採用する方針を発表した。Carbiosの酵素技術を使用して開発された PET(ポリエチレンテレフタレート)プラスチック容器は、現在、パイロット段階で早期の製品化を目指している。

酵素的リサイクル技術から派生したプラスチックは透明、不透明、着色、その他さまざまなタイプのPETに適しており、無限にリサイクルが可能となる。ロレアルでは、最初、革新的なプラスチックボトルをスキンケアブランド Biotherm(ビオテルム)に導入する計画を立てている。

ロレアルの新しいサステナビリティプログラムである「ロレアルフォーザフューチャー」として、同社は2030年までに化石由来の未使用のプラスチックは使用せず、 プラスチックパッケージの100%をリサイクルされた材料またはバイオソースから生産された製品を使用する方針を打ち出しており、 環境に優しいパッケージを市場に投入するといコミットメントにさらなる一歩を踏み出した。

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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