世界の美容とヘルスケアビジネス情報を配信

FEATURED

注目の企画

BUSINESS

ガルニエ、固形シャンプー販売をアメリカで開始—環境保全への取組強化

ロレアルグループのヘアケアブランドであるガルニエは、 米国市場向けの新しいプラスチックフリーパッケージの固形シャンプーを開発したと、このほど発表した。ガルニエのWhole Blendsのヘアケア製品にシャンプーバーを追加して、7月末より公式サイトおよびAmazonサイトで販売を開始した。プラスチックフリーの活動が強化される中、固形シャンプーを米国市場に導入することで、シャンプーの水準を引き上げ、地球に良いと同時に栄養のあるヘアケアを提供していく。

固形シャンプフォーミュラは、ガルニエの最高のテクノロジーを利用して、液体シャンプーのようにクレンジングし、光沢のある健康的な仕上がりを生み出すという。94%植物ベースの成分を配合したシャンプーバーは、防腐剤、シリコン、染料を含んでいない。使用方法は、髪を濡らし、シャンプーバーを直接、髪に当てて根元から先端まで泡立てる。その後、頭皮をマッサージして洗い流す。使用後、シャンプーバーを乾燥した場所に保管する。

ノーマルヘア、乾燥した髪、弱い髪、傷んだ髪用など4種類のシャンプーバーを小売価格7.49ドルで販売。

Whole Blends シャンプーバー

?ハニートレジャーシャンプーバー(乾燥した髪や傷んだ髪用)
?ハイドレイティングココ&アロエベラシャンプーバー(ノーマルヘア用)
?ソフニングオーツデリカシーシャンプーバー(細い髪からノーマルヘア用)
?ジンジャーリカバリーシャンプーバー(弱い髪用)

同社グローバルブランドプレジデントのエイドリアン・コスカス氏は、「2021年末までに、キャップとポンプを除くすべてのWhole Blendsシャンプー&コンディショナーボトルは、100%再生プラスチックから製造される計画で、2025年までにすべてのプラスチックパッケージを100%リサイクル素材で作ることを目標にしている」とコメントしている。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

  • Byline
  • New

ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

  1. 世界の化粧品市場2025年展望:P&G・LVMH・ロレアルの戦略と日本企業の課題

  2. 資生堂、「女性研究者サイエンスグラント」の第16回受賞者決定

  3. 米バイオテクノロジー企業アミリス、CEO退任と世界的な人員削除を発表

RELATED

気になるなら一緒に読んでほしい関連記事

PAGE TOP