世界の美容とヘルスケアビジネス情報を配信

FEATURED

注目の企画

BUSINESS

ニキビ患者とソーシャル メディアの関連

ニキビ患者とソーシャル メディアとの関連を調査した結果が6月4日、「Journal of Cosmetic Dermatology」オンラインに掲載された。

若年層に多い尋常性ざ瘡(ニキビ)は外見に影響を及ぼし、患者の生活の質を著しく低下させる可能性がある。そのため、患者は自分の病気についてさまざまな質問をし、治療の選択肢を模索する。発症はインターネットを活用する層である若年に多いため、今回の研究ではニキビ患者の病気に関するソーシャル メディアの使用と皮膚科医とソーシャル メディアの使用に関連する患者の希望を調査した。

合計1609人のニキビ患者を対象に、著者によって作成された調査およびカーディフニキビ障害指数アンケートで調査を実施した。その結果、ソーシャル メディアを使用したと回答したのは1489人だった。そのうち46.31%が定期的に、28.77%が時々これらのソースを利用していた。ニキビでのソーシャル メディアの使用は、女性、短期間で重症の患者、中程度の収入レベル、局所治療や化粧品を使用している患者で統計的に有意に高かった。使用メディアはGoogle(67%)、Instagram(54%)、YouTube(49%)が多かった。参加者の76%が、インターネットで見たものを主治医と共有しなかったと述べている。回答した18.5%がインターネットを介して皮膚科医に連絡を希望しており、69.73%が皮膚科医などの専門家がニキビ関連のコンテンツを投稿することを望んでいた。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

  • Byline
  • New

橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

  1. 男性・家族歴・重症度でニキビ瘢痕有病率に差異

  2. ニキビへの新技術Photopneumatic Technology

  3. 時間制限食とカロリー制限食の減量効果に差なし

RELATED

気になるなら一緒に読んでほしい関連記事

PAGE TOP