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日本紅道 ~日本紅道軸に対日進出強化~

中国・上海上美化粧品の日本法人で子会社の「日本紅道・にほんほうどう」(東京都千代田区)は、研究開発、製造等のグループ企業を含めて専門スキルを持つ新規人材を相次いで採用している。

年商1千億円に上るとみられる中国屈指の化粧品メーカー「上海上美化粧品」が化粧品・健康食品・健康美容雑貨品などの企画・製造・販売事業を目的に子会社の日本紅道を設立したのは、2015年7月。今年7月で対日進出、満6年になる。

これまで同社は、ヘアケアを中心としたライフスタイルブランド「ミス・スー」(写真)を中心にボタニカルファイバーマスクブランド「ワンリーフトウキョウ」、若年層向けスキンケアブランド、ベビーブランド、メイクブランドなどを通販主体に販売してきた。

女性向けライフスタイルブランドでスキンケアブランドの「ミス・スー」は、今年(2021年)3月にシャンプー、コンディショナーなど4品目をリニューアルし、フレグランスヘアケアシリーズとして新たに、全国のバラエティーショップ、ドラッグストア等で販売をはじめている。また、フレランスヘアケアシリーズは、調香経験豊富なフランス人調香師がプロデュースしたもの。

同社では「香水のようにトップノートからエンドノートまでやさしく変化し、香りが楽しめる。また、カシミヤケラチンコンプレックスの配合により、髪の潤いを保ちキューティクルのダメージを補修するなどの特徴がある」と説く。

こうした自社ブランド化粧品の国内での販売チャネル拡大や先行き、アジア、米国向け輸出などグロ−バル展開に打って出る計画。

ここへきて日本国内での販売活動について EC ビジネスの強化やバラエティーショップ、百貨店、ドラッグストアを中心とする実店舗、国内外の特定チャネル向け専属ブランド等を開発し一段と販売強化に打って出る、そのため、同社は今年春から、新規人材の採用に乗り出した。

採用人数等は明らかではないが、日本紅道の場合、ECスキルを持った専門化やチャネル別流通、店別の課題を踏まえ店別育成プランの計画、立案、実行などのスキルを持った営業スタッフを重点採用する方針。

同社が、新規人材の採用に踏み切ったのは、国内での化粧品販売をさらに軌道に乗せ合わせて海外事業の拡大に取り組むため特に、営業部門での人的資源の安定確保が重要と判断した。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

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加藤勇

顧問記者/ジャーナリスト

元日刊工業新聞編集局部長。欧州、米国特派員を含め記者歴通算45年。ベンチャー、中小・金融政策専門経済ジャーナリスト。「レバレッジ金融至上主義の崩壊」など著述多数。本誌では主に、経済部門、企業取材を担当。

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