仏L’Oréalはこのほど、2017年度第3四半期の売上高が前年同期比2.4％増の195億990万ユーロ（約2兆5800億円）となったと発表した。L’Oréal LuxeおよびActive Cosmetics事業が好調に推移。中国をはじめとするアジアパシフィック地域において伸長した。
事業部門別の売上高を見ると、Professional Productsは前年同期比0.6％減の25億1860万ユーロ、Consumer Productsは同2.1%増の92億800万ユーロ、L’Oréal Luxeは同13.2%増の61億7270万ユーロ、Active Cosmeticsは同11.3%増の16億1060万ユーロとなった。
Professional Products部門では、サロン専用ブランド『ロレアル プロフェッショナル』の『セリエ エクスパート』や、ヘアケアブランド『レッドケン』のコアフランチャイズの事業改善などが奏功。L’Oréal Luxe部門ではランコムをはじめとしてメイクアップとスキンケアが伸長を見せ、Active Cosmetics部門では『ラ ロッシュ ポゼ』が好調に推移するなどした。
地域別の売上高を見ると、東ヨーロッパでメイクアップが大きく伸びて前年同期比13.8％増と最も大きな伸びを見せた。また、アジアパシフィックでは特に中国においてL’Oréal Luxeがけん引。特に、香港で買い物をする中国大陸からの旅行者が業績を下支えしている。
