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ポストパンデミック、日本の美容トレンドと化粧品業界の見通し

日本で化粧品(カラーコスメ)の利用率が増加する兆しがあるようだ。グローバル市場調査会社ミンテルはウェブ版のブログ(9月1日)で、2020年にフェイスマスクの着用が義務付けられた日本の消費者は、ナチュラルメイクを受け入れるようになったが、1年以上ナチュラルメイクを取り入れた後、カラー化粧品でポストコロナを楽しむ準備ができているという見通しを明らかにした。

同社の新しい調査では、 日本の消費者の13%のみが化粧品やファンデーションなどのカバー製品の着用を少なくしていると回答した。これは、外出時のフェイスマスクや在宅勤務などの制限のために化粧品の使用が減少すると予想されているにもかかわらず、消費者が依然、化粧をしていることを証明しているという。

同社は、今後12ヶ月、日本の化粧品市場で明るい見通しが期待されると予想している。例えば、大胆なポップカラーのマスカラ、アイライナーなどで消費者は 遊び心と表現力を高めることが増えるだろうと予測している。

新しいトレンドとして、コロナ渦に消費者がスキンケアをより重視して多機能美容製品を求めるようになった傾向は今後も続き、ファンデーションの替わりにティンテッドサンスクリーン、コンシーラー、セッティングパウダーの利用も増えると予測している。

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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