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肥満者のBMIとうつ病発症が関連

女性におけるうつ病とBMIおよびメタボリックシンドロームの役割を検討した臨床試験の結果が9月6日、「Journal of Clinical Pharmacy and Therapeutics」オンラインに掲載された。

肥満とうつ病は相互に身体的および精神的障害の原因だが、その間の関連性は十分に調査されてこなかった。今回の研究では、インスリン抵抗性のある被験者とない被験者のうつ病、肥満度指数(BMI)、およびメタボリックシンドローム(MetS)の関連を評価した。対象の150人は自己申告の患者健康アンケート(PHQ-9)スケールを使用してうつ病評価を実施した。BMIおよびMetS構成要素とうつ病リスクとの関連は、インスリン抵抗性のある被験者とない被験者を対象に多重ロジスティック回帰分析で検討した。

その結果、肥満は、太りすぎの被験者と比較して、うつ病のリスクの非常に有意な増加と関連していた(オッズ比13.01)。肥満の女性被験者は、男性被験者よりもうつ病のリスクが高かった(オッズ比42.62)。男女ともに、インスリン抵抗性およびメタボリックシンドロームとうつ病の間に有意な関連はみられなかった。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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